ヘッドの施術をする時に、ご希望のお客様には耳ツボと耳周りのマッサージもさせていただいているのですが、とにかく好評です。
お客様にも「ご自身で引っ張ったり、回したり、押したりしてくださいね」と、お悩みに合わせたツボなどもアドバイスさせていただく事も多いですが、やはり自分でやるのと、やってもらうのでは気持ちよさも全然違いますよね。。。でも、時々思い出してくださったりするだけでも全然違うと思いますので、お伝えしています。
何より、思いついた時にすぐ、何も使わずに、パパっと簡単に手軽に出来るのは、「耳」というパーツならではだと思います。
特に、耳は、東洋医学的に見ると「腎臓」と相関関係があると言われています。
腎臓も、耳も、どちらも2つあって、ソラマメのような形をしています。
腎臓は、老廃物が溜まれば全ての臓器の機能が低下するというくらい大事な臓器で、単におしっこを作っているだけの役割ではなく、「人体の司令塔」です。
昔、スポーツトレーナーをされていたお客様から教えていただいたのですが、
アスリートの高地で行うトレーニングの目的も実は「腎臓を鍛える」のが大きな目的だそうです。
漢方的な意味合いでも腎臓は「先天の気」(生命力)が宿る場所と言われています。
とにかく、とても大切な腎臓という臓器なのですが、「大切にしよう」「労わろう」と思っても、食生活などでのアプローチはあるかと思いますが「直接ケアする」ということはなかなかできませんよね。
「内臓冷えているな」と思ってもすぐに温められるわけでもありません。
しかし、腎臓を含めてですが、臓器にとって「冷え」は大敵で、冷えは臓器の機能の低下につながります。
そこで、耳の登場です。
耳をひっぱったり、揉んだりする刺激も、腎臓に伝わるのです。
腎臓だけでなく、耳周りはリンパ節も集中していますし、体のバランスも整えてくれています。
もちろん、他にも経絡で繋がっているので、身体全体へのアプローチにもなっています。
寒い時期は、どうしても耳が冷えて、血流が悪くなりがちです。触ってみると耳が少し縮んで硬くなっている方も多いです。
どんな体のパーツもそうですが、冷え冷えのカッチカチというのはあまりいい状態ではありません。
お酒を飲んだ後など、むくんだ状態だと、耳の穴に指が入れられないこともあります。
ツボはちゃんとあるものの、耳は意外とどこを触っても大丈夫なので、「変なツボを押してしまった!」みたいなことはないですし、肩こりのマッサージのような揉み返しなどの症状も出ないことも手軽なポイントだと思います。
ぜひ、1日1回は耳を触ってみて、冷えてないか、硬さはどうか、むくんでないか、痛みはないか・・・確かめてみて下さいね。
耳ツボを含むヘッドマッサージメニューはこちらです。
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